17年ぶりのイタリア 2018年1月 その22019年06月10日 02:11

 空港からローマ市内まで車で移動し、コロッセオすぐ近くにある母親の家に居候することになった。  昔のホストマザーは、70歳を超えているのだがとても元気で、ローマ市内で一人暮らしをしていた。  実は、かつての僕のホストペアレンツは離婚していて、現在は、それぞれ別に住んでいる。   イタリアは、カトリックの影響がとても強い国で、1970年までは離婚自体が認められていなかった。離婚法が導入されたあとも、カトリック側の反対が強く、1974年の国民投票によって、ようやく離婚が確固たるものとなったという歴史があるのだが、離婚ができなかったという反動からなのか、僕の周りには、離婚家庭が多いような気がする。  ちなみに、「イタリア 離婚率」でググるとイタリアの離婚事情についての日本語記事も結構出てくる。ランキング形式で紹介しているサイトには、離婚率6位が日本で、7位がイタリアなんだそうだ。  さて、当面の居候先についてから、まずやったのは、携帯電話を手に入れることだった。日本ではスマホを使っていたのだが、全く海外に出ていなかったので、海外のsim事情がわからず、とりあえず現地についてから、手に入れればいいやってことで、格安の通話専用携帯とsimを買うことにした。元ホストマザーに相談したところ、ビットリオ広場に近い、中国人経営の携帯ショップに連れて行ってくれ、そこで購入することになった。  日本から持っていったスマホはwifiでインターネットと繋がるところなら使えたので、グーグルマップなどは、そちらを使っていた。  やはり戸惑ったのが、ユーロだ。初めて使う通貨で、コインの種類も、日常感覚としての物価もわからず、慣れるまでは大変だった。  大体どこの国に行っても、コーヒー一杯がいくら位で、新聞がいくらってことを基準に、日常感覚としての物の価値を判断したりするのだが、それでいくと、コーヒー一杯約1ユーロ、新聞が1.5ユーロなので、感覚的には1ユーロ100円ちょっと、10ユーロで千円ちょっとという感じになる。昔のリラのころを思い出すと、物価はやや上がって、日本とほぼ同じくらいみたいだった。  17ぶりのイタリアは、色々なことが変わっていた。 (つづく)

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