メキシコのエコ度は?2020年02月23日 21:30

39年前に初めてメキシコに行った頃、僕は日本では、公害反対運動や原発反対運動に関わっていた。
そんな訳で、当時、メキシコ唯一の原発であるラグーナ・ヴェルデ原発建設現場にも行ってみたことがある。現地のメキシコ人たちに聞いたら、多くの日本人が働いているから、話をすれば入れてくれるかもと言われて、建設現場の入口前まで行ったのだが、ちょうど週末に当たり、多くの日本人たちが、アメリカナンバーの高級車に乗って、出てくるところは見たのだけれど、中には入れなかった。
日本人技術者たちに話を聞いたら、1週間缶詰状態で働いているので、週末は遊びに出かけるから、案内するのは無理と言われたように記憶している。
現在の状況は、英語版のwikipediaのLaguna Verde Nuclear Power Stationeあった。
メキシコ南部のグアテマラとの国境地帯とかを旅行した時も、とても水の綺麗な湖があったりしたのだが、その湖岸では、地元の人たちが、合税洗剤で洗濯をしていて、消えない泡が湖面を漂っているのを見たりもした。
だから、今回も、なんとなく、メキシコのエコ意識ってどんなのだろうと、気にはなっていた。
町中で見かけてそうなのかと思ったのがこれ

pet

ラテンアメリカで、ペットボトルのリサイクルを一番やっているのがメキシコだと書かれている。
また、買い物をした時にもらういわゆるレジ袋にもこんなだった。

bolsa

生分解性袋と書かれている。
確かに、友人のお連れ合いと、買い物に行った際も、だいたいいつもいわゆるエコバッグを持っていて、プラスチック製の袋は、極力使わないようにしていた。
メキシコ国立文化人類学博物館にった時には、博物館のあるチャプルテペック公園には、分別ゴミのゴミ箱が設置されていた。

basura
もっとも、友人たちによると誰も分別してゴミを捨てる人はいないとのことだった。
一方で、タバコに対する法律は、かなりしっかり守られているようで、メキシコではレストランなどの屋内での喫煙は禁止されているとのことで、町中にある、タコスなどを売っているような小さな商店でも、店頭には手書きでこのようなメッセージが書かれていた。
tabaco
入店前には、あなたのタバコないしはタバコに類するもは、消してください。と書いてある。
ゴミの分別はわからないけれど、少なくともタバコに関しては、厳密に守られていた。
その他面白かったのは、こんな製品が売られていたことだ。
desinfectante
野菜のための消毒液で、ある意味、化学肥料とかではなく、動物の糞とかが、肥料に使われているからなのかも、と思ったりした。
これは、環境問題とは関係ないのだが、もう一つ面白いと思ったのは、多くの公共施設やショッピングモールなどに掲げられていたのがこれ。

que hacer
こんな時、どうする。
地震の時
火災の時
とケースを分けて、それぞれ取るべき行動が書かれていた。
地震と火災を分けて、きちんとした注意喚起を促すっていうのは、理にかなっていると思った。